皆さん、コーヒーはお好きですか?
ブルーボトルコーヒーなど、今やたくさんのコーヒーショップブランドが広がりましたが、ざっくり調査してみたところ、30代で約75%、40代で約84%の方がコーヒーを嗜まれるようです。アプリシャンは食もこだわりがあり、FIRE後の今は週7日×3食を料理する時もあるのですが、メニューによっては食後にコーヒーが欲しいなーと、コーヒー一辺倒というタイプではありませんが、合わせて飲むようにしています。今回は、現代生活に合った時短を十分に考えた美味しいコーヒーの飲み方を考えてみたいと思っています。(雑談を挟んでいるので、結論だけ見たい方は「更にラクして好きなタイミングで安定して美味しいコーヒーを飲む」まで飛ばしてください)
目次
コーヒーは嗜好品、嗜好品の好き好きは人それぞれ
コーヒーやお酒のような嗜好品は、まず人によって好む・好まないがあり、好む場合にこだわりが有るか・無いかがあり、こだわりがある場合でもちょっとしたこだわり程度か・徹底したこだわりなのかまであり、徹底したこだわりの場合は底無しに手間を掛けて作ったり・入手したり・栽培したりする、そういったカテゴリーのものかなと個人的に思っています。
アプリシャンは、コーヒーに関しては普通の人以上にはこだわったことがあるので、当記事では、いまの時短コーヒー生活に至るまでの試行錯誤の経緯も含めて書いてみたいと思います。嗜好品なので、賛否分かれるものとは思いますが、あくまで主観的な話としてお付き合いいただければと思います。
初めて美味しいと感じたコーヒー、ダッチアイスとの出会い
アプリシャンがコーヒーを初めて美味しいと感じたのは、ダッチアイス(水出しコーヒー)でした。
画像のような装置で8〜12時間くらいかけて抽出されるコーヒーですが、雑味が無くすっきりとしたクセの少ない味わいが特徴で、振り返るとたしかにコーヒー入門者にオススメのコーヒーだったなと思います。昨今のコーヒーブームで、海外系の店やおしゃれカフェではコールドブリューという名前で販売されていたりしますね。今ではいろいろなお店で飲めるようになりました。
また、よく通った珈琲店に置いてあった抽出器は1m以上の大きなものでしたが、昨今いろいろなサイズのものを見かけるようになって家庭用の購入選択肢も多くなりました。コーヒーメーカーのような嗜好品に関するものは、特にオシャレなデザインの商品が多く存在するカテゴリーなので、デザインだけでは決められない場合、使い勝手・値段・世界的な賞の受賞歴などで選ぶと良いかもしれません。使い勝手の良いもので、一例をご紹介します。
bi du haev L13 - Cold brew system (IFデザインアワード2015金賞)
おすすめ度★★★(パイオニア商品で美しいですが、値段はお高め)
Baenplus - My Dutch
おすすめ度★★★★ (ベンチャーによる後発模倣品でリーズナブル)
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動画紹介(英語)
普段、ちょっと楽しみたいくらいのニーズであれば、これくらいのサイズのものが使いやすいですね。手軽に始めやすいと思います。
趣味として楽しんでいたコーヒー、自分で煎ったり、淹れたり
コーヒーを美味しいと感じてからはいろいろな珈琲店へ行くようになりました。幸い、地元が老舗の珈琲店なども多かったのでいろいろ試すことができました。結果として好きになったコーヒーは優しいあじわいのネルドリップですが、今では安定した味を素早く抽出するエスプレッソ、焙煎豆そのままを活かすフレンチプレスなど、それぞれの良さを感じてからは、飲むシチュエーションによって変えたりしています。
そして、ハマったものは突き詰めてみたくなるアプリシャンが始めたのは、自家焙煎でした。
最初は豆選び、ハンドドリップの練習、ペーパー・ネル・ゴールドフィルターなどの味わいの違いを試し、最後には生豆を自分で焙煎機器でぐるぐると自分で煎って、カリタのハンドミルで挽いて、ネルドリップにしていました。
この流れから、今度はエスプレッソマシンを試しました。スターバックスやカフェブームから日本でエスプレッソマシンが広く置かれるようになるまで、アプリシャンもエスプレッソマシンでコーヒーを飲むのはイタリアンなどをお店で食べた時くらいでしたが、日本のドリップコーヒーに慣れていた感覚から苦みが強い(丸福珈琲のように苦さがウリの珈琲もありますが)と感じてあまり好きで無かったものの、単に慣れていなかった&美味しいものに出会っていなかっただけだとある時に気づき、追求しました。
部屋に気に入らないものは1つでも置きたくないアプリシャンは、インテリア的自己満足と探求を兼ねてパボーニのマシンでハンドプレスしていました。こういう商品です。
今見ても美しいですね。コツを掴むまでは難しいですが、趣味としてはそれがまた楽しい点でもあり、見た目の上質さも相まって満足のいくものでした。しかし、試行錯誤していた時期は時間にゆとりがあった頃でもあり、改めて忙しい生活となってからは手間なく美味しくという時短を考慮するようになり、ハンドプレス、ハンドドリップ、ミルなどはほとんど使わなくなってしまいました。今では、キャンプに行った時にハンドミルを使うくらいでしょうか。
また、一度慣れたことはまたできるとはいえ、ハンドで安定した味を出すには、技術が必要なので、継続する必要もあります。1年ほど仕事が忙しく家でコーヒーを飲まなくなった、となった途端に腕が落ちて美味しくなくなったりすると悲しい気持ちになります。
こうした経緯もあり、今はいかにラクして好きなタイミングで安定して美味しいコーヒーを飲むか?を考えるようにいたりました。
ラクに美味しいコーヒーを飲むこと
店舗展開で近いものを体現したのがスターバックスだと思いますが、スターバックスのウリはあくまで「3rdプレイス」としての空間提供であるので、ただ安定して美味しいコーヒーを手軽に飲むことだけ考える場合、混雑していて時間が掛かることが多いスターバックスよりも、店舗数も多く回転が早く気軽に買えるコンビニコーヒーが実現したと言って過言ではないと思います。
オフィスや出先、帰宅途中に家へ持って帰るなどのシチュエーションで、手間なくちょっと美味しいコーヒーを飲めること、この事実はコーヒーを飲む人にとっては確実にQOLが上がったと思います。初めに提供したのはセブンイレブンで、個人的に衝撃だったのはドリップコーヒーだったことです。大量に早く抽出するのであればエスプレッソマシンを採用すると思い込んでいたところ、ミル付きの全自動ドリップマシンで、日本人に合うやさしい味わいでアラビカ豆100%のフルーツのような豆の香りがきちんとするコーヒーを100円で24時間いつでも手軽に買えるという、スターバックスとは明確に違うカラーで定着しましたね。それは、決して安かろう悪かろうという商品ではないという点が市民権を得たポイントにあると思います。ただ、コーヒー豆は現在世界的な争奪が過激化し、加えてアメリカなどではインフレになってきていて物価が高騰してきているので、同じ値段で将来も続くかは微妙かもしれません。
さて、ラクして家でコーヒーを飲むことを考えると、アプリシャンも忙しくなってからは家でコーヒーを飲む頻度が多くなかったので、コンビニコーヒーと、あとは少々手間ですが、飲む頻度が少ないことに合わせて個包装のペーパードリップ用パックを買って飲んでいました。市販のパックは、ラバッツァのクオリタがリーズナブルで美味しいので、これを売っているスーパーやコンビニへ行って買い貯めしていましたが、残念ながら発売中止となってしまいました。メーカー柄、トレード量が多く品質が安定しているのか、品質の良い豆の良い香りと甘みがきちんと出るコーヒーだったのでおすすめだったので、とても残念です。復活する可能性はあると思うので、記録に残しておきます。
■ラバッツァ - クオリタ オロ ネロ(濃い味タイプ)
おすすめ度★★★★
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こうした個包装ペーパードリップタイプが一気に増えましたが、市販のものは個人的な感想としては美味しいものが少なく、廉価なものは豆にロブスタ種を使っていて論外な他、アラビカ種を使っていても豆のランクの問題なのか、謳っているほど美味しくないものが多いです。
このような中、更にちょっと良いプレミアムコーヒーを選ぶとすると、極端に流通が少なく店舗によって買える・買えないが出てきたり、無駄に高額だったりするわけですが、安定して手に入れやすいものでおすすめもあるので1つご紹介します。
サンパウロコーヒー - プレミアムドリップパックアソート
おすすめ度★★★★★
こちらは、サンパウロコーヒーフーズという都内コーヒーショップの個包装×10パックタイプの商品です。アソートで2種類入っています。アプリシャンは、昔このお店(工房というか倉庫というか)で直接買っていたのですが、その後うまく事業拡大されたのか、成城石井やナチュラルローソンで買えるようになりました。23区内以外の流通がわかりませんがネットでも購入できます。
手頃なコーヒー豆で済ませていた方は、味の良さに驚くと思います。シングルオリジンの豆を使うのは当然として、サンパウロコーヒーのこの商品は農園指定で、特にエルインフェルト農園のグアテマラSHBを手頃な価格で飲むことができます。豆の簡単な選び方については別記事ででも書ければと思っていますが、個包装タイプのこちらはフルシティロースト×中細挽き(仕様が変わっていなければ)で、ニュートラルな味のグアテマラにピッタリでおすすめです。
家でラクに安定して美味しいコーヒーを飲めるマシンタイプ
さて、ここから本題ですが、時代はテレワークをする方が増えて家でコーヒーを飲む回数が増えた方も多いようです。とにかく、余計な手間をかけずに美味しいコーヒーを飲むことを考えると、マシン購入を検討されている方も多いと思います。その絞り込みの考え方とおすすめマシンを採り上げたいと思います。
また、先述の通りこの手の嗜好品に関する機器は良いデザインのものや、高品質を謳う商品が沢山あるので、国内正規品以外まで手を広げると数限りないので、日本の住宅事情に合っていて機械製品なので故障や部品購入を考えて国内で安心して購入できるものに絞って考えます。
その1 ラクすること
とにかく手間無く美味しくコーヒーを飲む、ただそれだけを考える場合、ポイントは3つあります。これらの煩わしさを抑えることがQOLを上げるポイントになります。
◎ コーヒーの準備(豆を挽く、ペーパーを準備する、お湯を沸かす)
◎ コーヒーの抽出(お湯の温度を適切に管理しながらドリップする)
◎ 器具のメンテナンス(洗う、掃除する、修理する)
その2 毎回同じ味で安定していること
技術の習熟が必要だったりするものの、煩わしくなる点ではあると思います。完全に自分の好みを追求する方以外は、ある程度美味しければOKと考える人も多いと思います。この点、マシンを使ったものは利点があります。
その3 美味しいこと
コーヒーを美味しく飲むポイントは、味の好みを横に置いて考えれば、①品質の良い豆を選ぶ、②味を劣化させずに抽出工程まで完了させる、この2点が重要であると思っています。①をクリアしたとして、②のイメージはこのような感じでしょうか。
豆を選ぶ【100点】
↓
焙煎まで【0 ~ -50点】※失敗例:味が抜ける
↓
焙煎する【0 ~ −100点】※失敗例:苦味の出過ぎ、薄味過ぎ、最悪は豆が焦げる
↓
挽くまで【0 ~ -70点】※失敗例:酸化する(挽いた後の豆ほど過敏になる必要は無いが、重要)
↓
豆を挽く【0 ~ −30点】※失敗例:細かく挽き過ぎて苦味ばかりになる
↓
抽出まで【0 ~ -70点】※失敗例:参加する(挽いて表面積が増えて酸化しやすいので、要注意)
↓
抽出する【0 ~ -30点】※失敗例:コーヒーが薄い、香りがない(常識的な淹れ方でも味はぶれる)
まず、焙煎ですが、趣味の方以外は関係ないと思うので焙煎はお店に任せた方が良いです。上記の通り、味に影響する要素も大きからです。よって、焙煎までしてくれて、美味しい珈琲豆を扱っているお店を探して買うことになります。
お店選びのポイントは、よく売れていて在庫が回転しているお店であること、品質の良い高級豆を取り扱っていることがポイントになるかと思います。後者は、高い豆そのものを買うかどうかはお任せしますが、高級豆を取り扱えないコーヒーショップはそもそも廉価なものでも良い豆が入手できていないケースがあります。上でオススメしたサンパウロコーヒーフーズは、コーヒーショップ向け中心に販売する卸で、毎日大量に焙煎したコーヒーを販売しているので品質が良いです。また、簡単に高級品の取り扱いと分かるものがCOE(Cup of Excellence)受賞豆を取り扱っているかどうかで、これは所謂世界的品評会で受賞した畑の豆になります。これは、ワインなどと同様に、畑が作物にとって良い場所にありきちんと手入れして作られて、ようやく美味しい珈琲となるため、畑単位で表彰されています。一方で、珈琲はワインと違って低所得の小作人が管理していたりするので、農園により酷く品質が落ちたりすることも多く、コンスタントに受賞できたり品質が高いものはかなり少ないのですが、グアテマラという万人受け豆で言えば、エルインフェルト農園はとても安定していて、美味しいものが手頃に入手できるおすすめ農園の1つとなります。
焙煎した豆を手に入れたらすぐに挽くことが重要で、酸化が一番の敵です。が、これは諸説あり、焙煎後すぐが美味しいコーヒーになるという考えもあれば、焙煎後2日ほどはガスが発生するためその期間置いてからの方が美味しいという考えります。共通しているのは、それ以上経つと劣化するということです。個人的にはざっくり焙煎から2日程度は味があまり劣化しないと考えています。よって、通販でも美味しく飲めますが、家庭内での保管は冷凍庫がおすすめです。
次に、豆を挽く工程です。一般のミルなどに記載があるので大きく失敗しないと思いますが、細かく挽くと苦味、粗く挽くと酸味が特徴の豆と合うことになります。また、淹れ方による特徴は、エスプレッソは細挽きが、ドリップは粗めの中挽きなどが得意なため、マシンによる味の傾向も影響します。こだわりのある方以外は、オートミル(グラインダー)は標準設定のまま使用し、もし好みとずれていたら細かめor粗めに微調整していく、という方法をおすすめします。
最後に最も重要な工程ですが、挽いた豆は直ちに抽出して飲み切ることです。ここが顕著に味が劣化するポイントです。つまり、市販のものも1杯分ずつパックになっている商品は良いのですが、挽いた豆を大量にまとめているタイプは絶対におすすめできません。スタバでも店内では美味しいのに、粉を買って帰ったら、あれ?思うほど美味しくない、と思ったという方もいらっしゃると思います。後述しますが、ミル挽きから抽出までを1工程にまとめた、全自動式のエスプレッソマシンやコーヒーメーカーが美味しい&ラクできるのでおすすめです。
その4 条件を満たすおすすめのコーヒー抽出方法
その1〜その3をまとめると、下表のようになります。(○:評価が良い)
ハンドドリップ | サイフォン | コーヒーメーカー | エスプレッソマシン | |
準備 | × (時間と手間がかかる) |
× (時間と手間がかかる) |
△〜○ (フィルターによる) |
△〜○ (ミル付きはラク) |
抽出 | × (時間と手間がかかる) |
△ (コツ必要、時間が掛かる) |
△+ (手間いらず、時間が掛かる) |
○ (手間いらず、早い) |
味の安定性 | ×〜○ (技術がかなり影響) |
×〜○ (技術が影響する) |
△〜○ (機器のランクによる) |
△〜○ (機器のランクによる) |
メンテナンス | △〜○ (ネルは少し手間) |
× (手間がかかる) |
×〜△ (機器による) |
×〜△ (機器による) |
表より、結論はエスプレッソマシンが最も良いということになります。コーヒーメーカーとの差は、抽出時間が早いことです。ただし、その3で書きましたが、味わいに違いがあるので、ラクだけでなくドリップの味が好きという方は、ドリップメーカーの購入をおすすめします。
また、追加で重要な点として、おすすめは全自動タイプのマシンになります。全自動はオートミル付きで、ボタン1つで湯沸かし〜豆挽き〜抽出までを実行するタイプですが、挽いてすぐ淹れるため、手間が掛からないだけでなく味も良いということになります。
以上から、全自動エスプレッソマシンがおすすめで、アプリシャンも今のメインはエスプレッソマシンです(たまに趣味で変えますが)。
全自動エスプレッソマシンのおすすめは Derongi(デロンギ)一択
ちょっと良いもの・人と違うものを取り上げる当サイトですが、家庭内で手間なく頻度高く使うという観点で評価すると総合点でこちらの定番商品に敵うマシンは無いと改めて思いましたので、普及商品ですが、デロンギをおすすめに挙げることにします。
デロンギは、イタリアに本拠を置く小型家電メーカーで、100年以上の歴史があり、売上2300億円の大きな会社です。日本ではエスプレッソマシンのほか、オイルヒーターも有名です。デロンギのエスプレッソマシンの良い点は大きく2つ、①ミルのグラインダーがコーン式であること、②フォローが丁寧で評判が良いことが挙げられます。デロンギは、国内企業のようなきめ細やかさが特徴で、グラインダーなど細かい点まで高い部品を使った品質の高さ、抽出後の自動洗浄など清潔な機能、各部の分解清掃が簡単で綺麗好きの日本人にウケが良い構造、日本の狭小住宅でも使いやすさを考えた使用頻度の高い取り外し箇所の設計、そして国内財閥系で品質の高いコールセンターを使った丁寧なサポートと故障時新品交換などの神対応フォローで、日本国内の販売シェアを伸ばし続けています。そんなデロンギ製品の、おすすめを紹介したいと思います。
デロンギ - マグニフィカS 2020エントリーモデル(ホワイト)
おすすめ度★★★★★
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まずは、エントリーモデルから。昔は限定カラーだったホワイトのモデルをチョイスしました。今は普及していろいろな店で買えるようになりました。円安で海外製品の値段が軒並み上がっていますが、デロンギの商品に関しては現行商品も、こちらのような更にお安いエントリーモデルも妥協なく値段を下げていて、企業努力が本当にすごいと思います。
デロンギ - マグニフィカS カプチーノ スマート
おすすめ度★★★★★
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続いて、カプチーノまで全自動で作れるモデル、ミルク入りのコーヒーが好きな方はこちらがおすすめモデルになります。従来のミルクポットで自分でフォームを作っていたエスプレッソマシンからは考えられない手軽さですが、手軽なだけでなく、味もクリームの滑らかさがちゃんと出ていて美味しいです。家電量販店で試飲プレゼンされていたりするので、売り場でも運良く出会えるかもしれません。
また、気になる方はぜひ、上の画像からAmazonのレビューコメントをチェックしてみてください。まさに、QOLが向上した!というニュアンスのコメントを書いてらっしゃる方がいますが、本当にそう思える良い商品です。
デロンギ - エレッタ カプチーノ
おすすめ度★★★★★(このサイトの主旨から選定)
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さて、真打ち登場、デロンギエスプレッソメーカーシリーズのフラッグシップモデル、エレッタです。アプリシャンも5年ほど前に購入して使っていました。まず、その他のシリーズは樹脂感が見られるところ、こちらは金属製の高級感があり、所有欲を満たすデザイン性の高さがあります。タッチパネルもクールです。次に、フラッグシップモデルならではの味を細やかに追求できる細分化された設定や豆ごとに引き方を変える設定、メモリーもできるモデルとなっています。
ということで、どれを買うか?
改めて製品を見ると、価格差通り高級感や機能にも差があり、さすがデロンギさん商売上手ですが、味に関しては価格差ほどあるようには感じません(個人の主観です)。逆に言うと、エスプレッソマシンはどのモデルでも十分高い性能があるので、カプチーノを全自動で作る、よりスタイリッシュなマシンで完璧を尽くした淹れ方で最上級のコーヒー生活を楽しみたい、というニーズでない限りはエントリーモデルで十分おすすめできるのがデロンギの凄さだと思います。
当サイトのテーマの1つとして、人とちょっと違う上質なものを探し出すという志向があるので、自分でも使っていたエレッタを★5にしましたが、万人向けとしてはエントリーモデルまたはカプチーノスマートをおすすめします。
番外編
全自動のコーヒーメーカーも上の表でそんなに差が無いのに、なぜデロンギ?と思われた方もいらっしゃると思います。そして、アプリシャンもドリップコーヒーの方が好きです。なので、本当はこちらを推したいものの、残念ながら是非にとまで推せるおすすめ度のコーヒーメーカーが現時点で個人的には見当たりません。バルミューダ辺りが開発すればと思うカテゴリーですが、ポットを出したところからしても、納得のいく商品は難しいのだと憶測します。その中で、今後の期待を込めて2つだけ紹介しておきます。
パナソニック 沸騰浄水コーヒーメーカー
おすすめ度★★★(選定ポイント:価格、清掃の手軽さ)
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全自動ドリップコーヒーメーカーの先駆けですが、ドル箱商品でないからか、ほとんどアップデートされない残念な製品でもあります。昔は、1万円ちょっとで買えました。家庭向け全自動のドリップコーヒーメーカーを実用品として割り切って選ぶとすれば、このコーヒーメーカーでそこそこ美味しく(飲んだことはある)、清掃もしやすい(らしい)ので良いと思います。抽出に時間が掛かることと、デザインは・・・というところでしょうか。
無印良品 豆から挽けるコーヒーメーカー
おすすめ度 −(選定ポイント:デザイン)
MUJIから、全自動のドリップコーヒーメーカーが販売されると話題に上がった当初、すごく気になっていたものの販売当初は売り切れで数ヶ月以上待ちとなった商品ですが、その後製品の設計の問題から横幅のスペースが必要であったり、すぐ壊れるという不具合が多発して、違う側面で話題になりました。改めてチェックしましたが、製品としてのネガティブなイメージを払拭するほどの改善ができているのか疑問であったので、おすすめは−としておきましたが、今後の期待を込めて掲載しています。
この製品も深澤直人デザインですが、MUJIの白のレンジなどを使っていた身からすると、クイジナートをライバル意識したようなシルバーのデザインに驚きましたが、この頃からシルバーのものが増えたように思います。逆に、従来の無印良品のようなデザインの製品がバルミューダが出て売れている辺りが不思議な気持ちになりますね。
まとめ
今回は、コーヒーにまつわる話と、コーヒーメーカーとして、おすすめのエスプレッソマシンを中心に紹介しました。アプリシャンは、今は味の面は一旦妥協して、住環境の美しさを重視しているのでエスプレッソマシンはビルトインの製品を使っていますが、そうしたインテリア観点でちょっと洗練された製品なども追々採り上げていきたいと思っています。
美味しいコーヒーで、暮らしを香り豊かに演出しましょう!